分科会募集―第4回世界女性シェルター会議

2019年11月5日から8日、台湾高雄市、高雄展覧館において「女性に対する暴力根絶の第一線をゆくシェルター」というテーマの元、第4回世界女性シェルター会議が開催されます。これは、財団法人励馨社会福利事業基金会、(Garden of Hope Foundation)および世界女性シェルターネット(Global Network of Women’s Shelters)の共同開催となるものです。この大会での分科会を募集します。

世界女性シェルター会議は、女性に対する暴力の防止および被害者の保護を目指した、世界的にも最も規模が大きく、また最も多様性を持った会議です。第4回世界女性シェルター会議は、全世界から、喫緊の課題であるこの女性への暴力問題に取り組んでいる人たちが一堂に会し、暴力防止に向けた取り組みの中でのシェルターの役割強化について話し合い、様々な部門において啓発をすすめ、シェルターを支える世界的な取り組みを始動し、暴力防止のための対策を促し、ひいては女性に対する暴力の根絶へと導く絶好の機会となるものです。

本会議では次に挙げる5つのテーマごとに、ワークショップとミニセミナーが企画されています。

テーマ1:アートとアドボカシー

ヴァギナ・モノローグや#Me Too運動から分かるように、芸術や文化産業は女性への暴力に対する世論に多大なる影響力を与えます。このセッションでは、アートを使ってジェンダーに基づく暴力を根絶する方法を探ります。

テーマ2: シェルター運営とソーシャルワークの新しい手法

今までの枠にとらわれず、自由な発想で考えます。革新的なシステム、資源統合、サバイバーの多様なニーズに応えるサービス等について考え、サバイバーをどう守っていくか模索します。

テーマ3: 政策と立法

現在の国際基準と目標を厳しく検証します。国の責任や連携体制を改善させる革新的な戦略を講じ、被害者を守り暴力を根絶させる法律と政策を明らかにします。

テーマ4: 平等と経済的エンパワメント

女性に経済力をつけ、包摂的なコミュニティを構築し、貧困と暴力をなくし、女性と少女のエンパワメントのための方策を講じます。


テーマ5: 新たな課題

データ収集、プライバシー、LGBTQのためのシェルターの運営、構造的暴力等、新たな課題について討論します。

 

分科会のワークショップとセミナーでは意見を交換ができる様々な場を用意しています。ワークショップの企画者やセミナーの発表者は、本会議で上がった問題をさらに掘り下げ、新しい方策と進展を提案し、各地域の問題に対する個々の事例や具体的な解決方法に焦点を当てます。また革新的なアイデアを生み出すブレーンストーミングを行い、参加者同士がより深く話し合う場を作ります。

参加者は申請により、90分か180分のワークショップを開くことが可能です。または司会者が進行するミニセミナーで、他の発表者と一緒に短い共同発表をすることもできます。議題が重なることを避けるため、またネットワークを充実させるためにも、ワークショップを提供する人は、他のファシリテーターと組ませていただく場合もあることをご理解ください。


会議の使用言語は英語です。本会議では、中国語、フランス語、スペイン語、日本語の同時通訳がつきます。分科会ではワークショップや印刷物での使用言語は自由ですが、通訳サービスはありません。非英語話者の分科会申請者の方は、各自で通訳の準備をお願いします。もちろん通訳なしでも構いませんが、その場合、聴衆が限られてしまう可能性があることをご承知おきください。

支援者、サービス提供者、政府代表、資金提供者、協力団体、研究者、学者、学生、アーティスト、そして関係者の皆さん、世界に蔓延する女性への暴力に対する革新的な解決策を広く議論するために、第4回世界女性シェルター会議のワークショップとセミナーへの申請をお待ちしています。応募締め切りは2019年1月14日です。


申請方法は簡単です。次の二つの手順に従って下さい。

  1. 登録
  2. オンラインでの申請書提出